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  • 執筆者の写真Kumi Umuyashiki

リーラ

更新日:2022年8月19日

2022年1月~2月のクラスが終わりました。

ライブ・録画で参加して頂いた方々、ありがとうございました。


毎回クラスが始まる前に、私はSteveと少し話をするのですが、ある時Steveが、あるインドのヨガの先生の話を教えてくれました。


その先生は弟子にマントラを与え、

「このマントラを唱えながら、25年間瞑想しなさい、25年したらまた確認しに来るからね」

と言って、去っていったんだよと。


Steveは笑いながら、

「25年ってね~、あはは、長いよね、でも25年後にちゃんと来るんだよ、先生はね~」

とか笑うので、


私も、

「それは長い年月よね~」

って相づちしていたのですが、


「あれ、でも私よく考えたら、Steveにもらったマントラを12年間も唱え続けて瞑想してたわ」

って・・・、25年の約半分経っていたのでした。


「もうあと半分ちょっと頑張ってね」


(笑)


12年はあっという間で、瞑想が好きになったり、めんどくさくなったり、人生に浮き沈みがあったり、ある時期には病気になってしまい、痛みが酷すぎて二度と瞑想できないかもしれないと思ったこともありました。


その間もSteveはずっと、

「心配しないで、大丈夫。すべては過ぎ行く。できる時に座れば良いから」

と、いつもサポートしてくれていました。


今年の2月、私は瞑想で眠ってしまうことが多く、2月の瞑想は朝の二度寝のようでした(苦笑)。

結構気持ち良く寝てました・・・。


Steveに、

「最近瞑想で寝てしまうんだけど・・・」

と相談したら、

「心配しなくて良いよ。それも永遠に続かないから」

と答えが返ってきました(笑)。



クラスを受けられた方は感じたかもしれないですが、Steveがガイドするヨガや瞑想は、"頑張ってどこかに到達しないと!"という要素は全くありません。


私たちの「そのまま」が神聖で、大いなる意識そのものなのだから。


それを知っていれば、どこか別の状態に到達する必要はないことがわかり、自分に限界を付けることがなくなり、心配することが減り、瞑想への取り組み方もどんどん、軽やかなものになってきます。その軽やかさがいずれ、日常生活にも広がり出します。



今回のクラスでSteveは、「好き・嫌いという思いが苦悩の始まりだ」というようなことを言っていました。


「好き・嫌い」という思いを持ってはいけないことではなくて、その思いに囚われすぎてしまうことが苦悩の始まりだよ、と。


私も結構「これが大好き!すぐにでもこうしたい!」という思いが出てくることがあり、それが今すぐ実現できないことで、「今がちっとも楽しくない」って状態になりそうなことがあります。


瞑想をしていると、そんな風になってる自分により気がつけるようになります。

そして、「気づいている」のと「無意識」なのとで、ずいぶん反応が異なってきます。

この「気づいている」ということに、力があると思うのです。

そしてその気づきが、こんな言葉に私を導いてくれました。

"今を静かに生き、目の前のすべての美しさを見なさい。未来は自然に開かれてゆくから"


ダーマトークの中で何度も出てきた、パラマハンサ・ヨガナンダの言葉です。


"Live quietly in the moment and see the beauty of all before you.

The future will take care of itself..." - Paramhansa Yogananda


「ああそうか、だったらやっぱり座ろう」という気持ちになります。


座っている間に、「好き・嫌い」という極性の感覚は穏やかになっていきます。

穏やかになっていくと、「好き・嫌い」が、「どちらでも構わない」という感覚に変化していきます。



以前、タントラ哲学を教えているカルロス・ポメダ先生が、本当のヴァイラーギャ(vairagyam / 離欲)とは、「対象物があってもなくてもどちらでも構わなくなることだ」と言っていたのを、思い出します。


「どちらでも構わない」という感覚によりスペースができて、心の視野が広がります。


「好き・嫌い」という極性に囚われている時には、心の視野は狭まっていて、偏ったものの見方しかできなくなり、それは 、闇であり、無知であり、"マヤ(幻)"となります。現実をありのままに見られなくなっている状態です。


「どちらでも構わない」という感覚には偏りがありません。


すると現実が、"マヤ(幻)" ではなく、"戯れ(リーラ)"になります。


「過去からの影響」や「未来への期待」という色メガネをかけずに見る「今この瞬間」というのは、可能性に溢れていて、それは神聖なものの戯れ(リーラ)と表現されます。


そこに好奇心が沸いてきます。

人生をコントロールしようとせず、戯れと戯れながら生きてみたらどうなるだろう、という好奇心が。


Steveが質問に対してニコニコしながら、

「心配せずに、どうなるか、様子を見てみてくださいね」

と回答をするのも、

彼がいつもハッピーで楽しそうなのも、

「居眠りしても大丈夫」

と、軽やかでいてくれることも、

彼が人生と戯れて楽しんでいるからなんだろうな~、と私はいつも眺めてきました。


そしてその軽やかさが伝染して、周りもハッピーになっていくのです。


"今を静かに生き、目の前のすべての美しさを見なさい。未来は自然に開かれてゆくから"


頑張ってどこかに到達しようとする必要はない。

私たちの「そのまま」が神聖で、大いなる意識そのものなのだから。



1月~2月のクラスは終わりましたが、皆さんが継続して、軽やかな気持ちで瞑想に取り組まれますように。

そしてその軽やかさがいずれ、日常生活にも広がりますように。


次のクラスは10月~11月に開催予定です。その時まで💗


*****

Steve Rossの次の5回セットのクラスは2022年10月~11月に開催します。

初めての方も参加して頂けると嬉しいです。


【日程】

2022年10月~11月(日程後日発表)

土曜日@10:00~11:30am

On Zoom (ライブ&録画付き)


次のクラスでお会いできることを、Steveととても楽しみにしています♡


瞑想
ヨガナンダ

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