Kumi Umuyashiki
ひとりの時間 - Happy Yoga: Reason 2 (和訳) #2
Steve Rossが執筆した "Happy Yoga" を、部分的に翻訳しています。
今回は第一章に当たる "Reason 2: "YOU CAN HAVE TRUE LOVE" より、P53~P54を所々要約して、和訳しています。
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Happy Yoga by Steve Ross
SOLITUDE
ひとりの時間
誰かに認めて欲しいとか愛して欲しいと感じている場合、自分のパワーを相手に委ねていることになる。
誰かから受け取るものは、誰かに取り上げられてしまう可能性もあるから。
だからそういうものには一貫性がない。
相手からもらう承認や愛は、嫉妬や感情的な問題を引き起こす。
たぶんみんな、すでに経験済みかもしれない。
ひとりの時間は休息を与えてくれる。
一歩下がったところから自分がいる場所や、この先どこに行きたいかを見つめることができる。
ひとりの時間を持つことで、次に訪れる人間関係(特に親密な関係)の質が良くなる。
頭はクリアになっているし、ハートはより開いた状態であれるのだから。
自分ひとりの時間を過ごすことは人生を変えてくれる。
他の人のリアクションや裁きを受けることもなく、自分だけに取り組むことができて、自分と過ごすってどんな感じなのかを経験できるのだから。
ひとりでいて自分と気が合わないって場合、他の人だったら自分と気が合ってくれるかっていうと、他の人もきっと居心地悪いと感じるものだ。
自分ひとりでいることが居心地悪い場合、他の人との関係性の中でも居心地悪さが生じてくる。
ひとりで過ごすことを大切にしていくと、ひとりの時間って楽だな、と感じるようになる。
自分と時間を過ごすことに、平和を見出せるようになってくる。
自分といることに平和を見いだせるようになると、他の人といることにも平和が生じてくる。
静かな時間を持って、毎日の混沌とした生活よりも、もっと意識を深いところに持っていけるようになると、それがヨガの練習になる。
その静けさの中で体に感じる愛は、極性のない愛なんだ。
ひとりになると、最初は思考のうるささに気づくだろう。ほとんどの人が頭の中のざわざわが止まらないのだから。
止めようと思っても止まらない。きっと雑念に振り回される。
思考を静かにするひとつの方法は、ただ観察してみるってこと。
思考が起こっても良しとして、過ぎ去らせてあげるんだ。
頭の中に浮かんでくることを、裁かずに、観察する。
そうして思考が少しでも静かになったら、もっと繊細な存在としての自分を感じ始めることができるだろう。
例えば、体にはどんな感覚がしているのか?
痛み、痒み、ひきつりみたいなものはあるだろうか?
もう少し繊細なエネルギー(気)のようなものは感じるだろうか?
重い感じがするのか?
軽い感じか?
詰まった感じ?
体に空間を感じるのか?
そういうエネルギーを観察しながら、自分は一体どういうものなのか、他人の評価や、自分の思考や言葉以外に、自分は本当はどういうものなのかを、感じてみるんだ。
すべてを認識して、すべてを起こさせてあげて、すべてを受け入れる。
感覚を感じ取っていく。その感覚に変化が生じてきたら、生じさせてあげる。
自分という存在が開き、存在の中に空間が広がってくるだろう。
それは「本来の自然な自分」に近づいているということなんだ。
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Steve Rossによるダーマトークと瞑想のクラスを開催しています。
毎週土曜日10:00~11:30am
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