Kumi Umuyashiki
あなたがそれである - Happy Yoga: Reason 7 (和訳) #1
Steve Rossが執筆した "Happy Yoga" を、部分的に翻訳しています。
今回は第一章に当たる "Reason 7: "TO THE YOGI, EVERYTHING IS BLISS" より、P241~P243を所々要約して、和訳しています。
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Happy Yoga by Steve Ross
YOU ARE THAT
あなたがそれである
ヨガのポーズの練習は24時間行うことはできないけれど、ヨガの練習ならマットの外でも行うことはできる。
外側から得る喜びは、その時は幸せを与えてくれるかもしれないけれど、それが過ぎ去ると、人はまた、喜びと苦悩のサイクルを繰り返す生活に戻ってしまう。
だからヨガの練習は、外側に何かを求めることではなく、自分の内側へと向かうことで、そこにある変化しない祝福に触れ合おうとする。
それはすべての宇宙を作っている大いなる意識に触れ合うことであり、愛や祝福であり、囚われのない気づきの状態になるということだ。
本当のヨガは起きている間中練習することができる。
覚えておいて欲しいのは、自分はすべてを知らないということ。
自分の力よりも大きな力が、あなたの人生の中にも、すべての場所にも、働いている。
思考に支配されるのを止めよう。
思考はうまく使えこなせば良い。
今の状況に抵抗せずに、受け入れたら良い。
受け入れることから、幸せは始まる。
自分が自由になることを、最優先にしよう。
サンスクリット語に、Neti Netiという言葉がある。
「これではない」という意味だ。
自分ではないもの:
あなたは、体でも、知能でも、感情でも、記憶でも、社会的ルールでも、引き継いできた民族でも、性別でも、身長でも、年齢でも、体重でもない。
そうすると、そこには何が残るだろう。
「意識」が残るんだ。
あなたは「気づいている」という意識そのものなんだ。
「私は観察者だ。」
「私は永遠の意識だ。」
「私だ。」
言葉で表現するなら、そのくらいしか表現方法がない。
どういう表現をしようとも、同じことを言っているんだ。
つまりそれは、「自分が何かと自己同一する以前から存在していたもの」のこと。
形あるものになる以前から存在していたもののことなんだ。
自分の役割とか信念よりも深いところにあるもの。
制限がないもの。
穏やかなもの。
意識そのもの。
気がついていないかもしれないけれど、自由な存在。
すべてが神聖な宇宙でできていて、それを、大いなる意識の戯れと言う。
人生を生きながら、やらなければならないことをやりながらも、自分はこの神聖な自然の一部だということを忘れないでいたい。
人は目覚めると(サマディに達すると)、目的もなく漂うような生き方はしなくなる。
自分の役割がわかるようになり、ハートや魂レベルで、何を自分がしなくてはならないのかが、わかるようになる。
内なる叡智はカルマを超越していて、優雅さに満ち触れている。
エゴ的な心は貪欲さを作り、思考は嫉妬やその他のマイナスな要素を生み出す。
でも思考を超越してみると、人生は美しく、純粋なものとなる。
あなたはその体に生まれてきた。
本来の自分を見つけるために。
それは他の誰かが書けるような姿ではない。
あなたが自分のために、本来の自分を見つけるために、生まれてきたのだから。
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